手すりに頼りすぎることで、むしろ自分から心理的にバリアをつくってしまい、手すりがないと歩けなくなってしまうことがあります。これは廊下の手すりに関しても同じです。また、いよいよ手すりが必要になったときに、すぐに取りつけられるような「受け」の下地を壁の中に設けておくことが必要です。両側に手すりがつくことによって階段が少し狭くはなりますが、今度は両方の手で掴まることができますし、右利きならば、上りは下から見て右側の手すり、下りは反対の手すりというようにも使えます。
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万が一、脳梗塞などで片側が麻庫してしまった場合でも、両側についていれば、動く方の手で掴んで昇り降りや移動ができます。さらに、見落としがちなのが明かりです。室内に暗い部分ができることは、そこにバリアが生まれるということです。視力は加齢とともに弱くなるので、「影のバリア」というのが非常に怖いのです。そのような観点から、手元や足下の明るさを確保することが重要なのです。私は、手すりの中にLED照明を組み込み、手すりを握っても足元が明るく照らされる“新兵器”も開発しました。
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