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ダクト式の冷房について

2011.09.30

ダクト式の冷房は、効率が悪い冷房については、熱交換型換気と冷暖房が一体になった機器が最近、登場しています。本来、換気と冷暖房は別の機能なのですが、本格的な全熱交換型換気扇は設備費が高額なだめ、給排気ダクトを冷暖房空調用のダクトと兼用することで設備費用の低減化をはかっているわけです。このシステムは一見ムダがないように見えますが、実際に使用する場合にはいくつかの矛盾がありますので、この点を考慮して選択する必要があります。換気のためには一時間当たり五〇d程度の風量があればよいので、ダクトの口径は五〇〜七五ミリ程度の非断熱管でよいのですが、冷暖房の場合には、この六倍程度の風量が必要になってきます。したがって、ダクトの口径は最低一〇〇〜一五〇ミリ以上の大きなもので、冷房時の結露を防ぐために断熱仕様にするので、外径は二〇〇ミリ以上の管が必要になり、大きな配管スペースを必要とします。また、冷房時には、ダクト、エレメント、フィルターなどに結露が残り、これがカビの発生原因になる場合があります。冷房終了時に数日間乾燥運転をすればよいのですが、これをきちんと守らないと、翌年からカビ臭さをガマンして使うことになる場合も少なくありません。このカビ臭さは一度つくとなかなかとれないものです。ランニングコストも、ダクト式冷暖房の場合、冷暖房費は冷媒式(いわゆるセパレート式エアコン)と比較して約二倍程度かかります。これは、ダクト式の冷暖房装置は冷媒配管式にくらべて成績効率が低く(ダクト式エアコンで約二・五程度、セパレートエアコンでは三・五〜四・三程度)、また、ダクト式冷暖房は機器全体を同時運転する必要があるため、必要の少ない部屋までつねに冷暖房するため、実際に稼働させると、冷媒式に比較して電気代は約二倍程度かかることが多いのです。

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