上限金利付き変動金利型のローンは、基本的な仕組みは変動金利型と同じ。ただし、金利が上昇した場合でも、これ以上には上げないという上限の金利が設定されている。先の純粋な変動金利型に比べると、その点で若干の安心感があるわけだが、その分当初の金利設定がやや高くなってくる。たとえば、通常の変動金利型ローンの金利2.375%に対して、当初5年間の上限金利付きだと、当初の金利が2.55%に上がる。しかし、上限金利は3.90%となっているため、5年間のうちに金利か5%に上がっても3.90%止まりになる。
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10年間の上限金利付きだと、当初金利は2.95%になって、上限金利も4.95%に上がる。この設定をみると、金融機関サイドでも5年間で1.5%程度、10年なら2%程度以上、金利か上がることは十分にあり得るとみているといってもいいかもしれない。この上限金利付き変動金利型は、バブル崩壊後の金利の低下時期、長い間の超低金利時代にはほとんど振り向かれることがなくなっていた。かつてはほとんどの金融機関が実施していたが、利用者が少ないために取扱いを廃止したところも少なくない。しかし、金利上昇がはじまって、再びこの上限金利付き変動金利型か見直される可能性か高まっている。いったん取扱いをやめた金融機関でも、再び扱いはじめるところが出てくるかもしれない。大手不動産会社のなかには、金融機関との提携ローンとして、このタイプのローンを従来よりも低めの金利で提供してくれるように交渉を行っているところもある。
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