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一蹴された被害の再調査

2011.11.12

「震災で、多く見られるのは、廊下の壁の亀裂です。地震の力に抵抗しない『非耐力壁(雑壁)』として設計されている壁の亀裂ですね。この壁は、強度はないけど、防火やプライバシーの保護などの目的でつくられています。損傷がひどくなれば、ドアが開かない二次災害を招きますが、傷んだら直したらいい。ケガをして病院にいくようなもんです。激しい揺れで柱の鉄筋がたわんで上の階を支えられなくなる。共通の基礎のうえに棟を連ねて建っている建物どうしが衝突して複雑な構造被害が生じるケースもありますが、修復方法は確立されています。

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今回、被災地を回った印象では、必ずしも除去しなくていい、修理でこれまで以上に耐震強度を持てるよう改善できると考えられる建物が非常に多いですね」九五年七月、芦屋山手教会で開かれたセミナーで、京都大学工学部講師はそう語った。